株は何を基準に買えばいいのか。バリュー株とグロース株について解説します。

「バリュー株」と「グロース株」は、株式投資において用いられる用語で、株式の価値評価方法に基づく分類の一つです。

バリュー株とは

市場において安価に評価されている株式のことです。株価が低いと同時に、配当や業績が良いなどの根拠に基づいて評価されます。これらの株式を購入することで、将来的に株価上昇や配当収入が期待されます。

株価が高いが、配当や業績が良くないなどの根拠に基づいて評価される株式のことです。将来的な業績上昇や利益確実性に基づいて株価が高く評価されます。

両者の違いは、株式の価値評価において、現在の業績や配当収入に重点を置いたものと、将来の業績や利益確実性に重点を置いたものという点にあります。投資戦略やリスク承知度に応じて、投資対象とする株式を選択することが重要です。

バリュー株を見つけるためにはいくつかの方法があります。以下にいくつかのポイントを紹介します。

株価÷1株当たりの売上高（Earnings）の比率。この数値が小さい企業はバリュー株とされます。

株価÷1株当たりの株主資本の比率。この数値が小さい企業はバリュー株とされます。

年間配当額÷株価×100％。この数値が高い企業はバリュー株とされます。

過去数年間の業績変動に注目します。業績の安定している企業はバリュー株とされます。

グロース株を見つけるためにはいくつかの方法があります。以下にいくつかのポイントを紹介します。

過去数年間の業績変動に注目します。業績の成長率が高い企業はグロース株とされます。

過去数年間の売上高の変動に注目します。売上高の成長率が高い企業はグロース株とされます。

業界内でのシェアを調べます。市場シェアが拡大する企業はグロース株とされます。

企業のビジネスモデルや将来性に注目します。将来性が高い企業はグロース株とされます。

これらのポイントを使って評価することで、グロース株の候補を見つけることができます。ただし、これらの数値から判断することだけでなく、企業のビジネスモデルや将来性なども考慮することが大切です。